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COLUMN医師監修コラム

肋骨リモデリングの費用はいくら?料金相場とクリニック選びのポイント

2025.10.19

くびれのある美しいウエストラインは、多くの女性が憧れるボディラインの象徴です。ダイエットやトレーニングに励んでも、骨格の問題で理想のくびれが手に入らない、と感じている方も少なくありません。そのような悩みに応える先進的な選択肢として、近年注目を集めているのが「肋骨リモデリング」です。 この施術は、肋骨の形状を整えることで、骨格レベルからウエストのくびれを創り出す画期的な方法ですが、高度な技術を要するため、その費用は決して安価ではありません。 この記事では、肋骨リモデリングを検討している方が最も知りたい(費用)について、その内訳から料金相場、そして費用だけでないクリニック選びの重要性まで、あらゆる角度から徹底的に解説します。後悔のない選択をするために、まずは正しい費用の知識を身につけましょう。

1. 肋骨リモデリングの料金の内訳

肋骨リモデリングの手術費用を比較検討する際、まず理解しておくべきなのは、クリニックが提示する料金に「何が含まれているのか」という点です。ウェブサイトなどで目にする「施術費用〇〇円」という表示だけを見て判断するのではなく、その料金の内訳を正確に把握することが、後々の追加費用に驚くことなく、安心して手術に臨むための第一歩となります。 一般的に、肋骨リモデリングの総額費用に含まれる主な項目は以下の通りです。
  • 手術基本料(手技料)
これが料金の大部分を占める、中核となる費用です。執刀する医師の技術料や、手術そのものにかかる費用を指します。肋骨を操作するという非常に高度で繊細な手技が求められるため、この部分の費用は高額になる傾向があります。
  • 麻酔費用
肋骨リモデリングは、身体への負担が大きい手術のため、多くの場合全身麻酔が用いられます。安全な麻酔管理を行うための費用であり、これには麻酔に必要な薬剤の費用も含まれています。
  • 術前検査費用
安全に手術を行うために、術前に必ず血液検査や心電図、レントゲンなどの各種検査が行われます。これらの検査にかかる費用が、料金に含まれているか、別途必要なのかを確認する必要があります。
  • 薬代
手術後に処方される抗生物質や痛み止め、腫れを抑える薬など、内服薬の費用です。数日分から1週間分程度がセットになっていることが一般的です。
  • 術後ケア用品代
手術直後から着用が必要となる専用のサポーターやコルセットなどの費用です。回復と仕上がりを左右する重要なアイテムであり、これも料金に含まれていることが多いです。
  • アフターケア・検診費用
手術後の抜糸や、定期的な経過観察のための診察費用です。クリニックによっては、術後の腫れや拘縮を早期に改善するための高周波治療(インディバなど)が数回セットになっている場合もあります。 これらの項目がすべて含まれた「総額表示」をしているクリニックもあれば、手術基本料のみを提示し、その他はオプションとして別途費用がかかるクリニックもあります。カウンセリングの際には、提示された見積もりにどこまでの費用が含まれているのかを、一つひとつ詳細に確認することが極めて重要です。

2. 施術費用の相場

  • 現在の費用相場
    • 現在、日本国内のクリニックにおける肋骨リモデリングの費用相場は、おおよそ 150万円〜250万円 程度です。
    • この金額は、手術基本料、麻酔代、検査費用、術後ケアなど、手術に必要な一連の費用が含まれた総額の目安となります。
  • 料金が変動する主な要因
    • 施術の術式や複雑さ:
      • より高度で複雑な術式(プレートによる固定、前胸部の軟骨へのアプローチなど)を選択した場合、費用は相場の上限を超えることもあります。
    • 他の施術との組み合わせ:
      • より理想的なボディラインを目指し、腰回りの脂肪吸引などを同時に行う場合、その分の費用が追加で発生します。
  • 価格を検討する上での注意点
    • 提示された相場は、あくまで 現時点での目安 です。
    • 費用は、技術の普及度や社会情勢によって変動する可能性があります。
    • 単に価格の安さだけで判断せず、料金設定の背景(技術力、安全性など)を理解することが、質の高い医療を選択する上で重要です。
  • 費用の価値について
    • 高額な費用ですが、他のどの痩身治療でも得られない効果が期待できます。
    • 骨格レベルからのアプローチによるウエストラインの変化は、半永久的な効果 をもたらす可能性があります。
    • ご自身の目指す理想と、その価値を照らし合わせて慎重に判断することが求められます。

3. なぜクリニックによって料金が違うのか

肋骨リモデリングの料金を調べていると、同じような施術内容に見えても、クリニックによって数十万円単位で料金が異なることに気づくでしょう。この価格差はなぜ生まれるのでしょうか。その背景には、いくつかの複合的な要因が存在します。料金の違いを正しく理解することは、費用と質のバランスが取れた、賢いクリニック選びに繋がります。 主な価格差の要因は以下の通りです。
  • 医師の技術力と経験値
最も大きな要因は、執刀する医師の技術レベルと経験です。肋骨リモデリングは、人体の根幹である骨格にアプローチする、非常に難易度の高い手術です。安全に、かつ審美的に優れた結果を出すためには、豊富な解剖学的知識と、数多くの症例を経験した医師の繊細な技術が不可欠です。経験豊富で、この分野の技術を牽引するような医師が執刀する場合、その技術料として料金は高く設定される傾向にあります。
  • 手術方法と使用する機器
施術の具体的なアプローチによっても料金は変わります。使用する医療機器が最新のものであったり、より精密な操作を可能にする特殊なツールを使用したりする場合、その導入コストが施術費用に反映されます。また、より効果を高めるためのプレート固定など、付加的な手技が加わると料金は上がります。
  • アフターケアの充実度
手術後のフォロー体制も価格に影響します。例えば、術後の検診が何度でも無料であったり、インディバなどの回復を促進するケアが料金内に含まれていたり、24時間体制での相談窓口を設けているなど、手厚いアフターケアを提供しているクリニックは、その分費用が高くなることがあります。
  • クリニックの立地や設備
都心の一等地にクリニックを構えている場合、その家賃コストが価格に反映されるのは当然です。また、ホテルのような豪華な内装や、プライバシーに配慮した完全個室の待合室など、快適な環境を提供するための設備投資も、料金設定の一因となります。
  • 広告宣伝費
大規模な広告やプロモーション活動を行っているクリニックは、その広告費を回収するために、施術費用を高く設定している場合があります。
  • 料金が安いということは、これらのいずれか、あるいは複数のコストを削減している可能性があります。もちろん、企業努力によって適正価格を実現しているクリニックもありますが、安さの裏には何があるのかを見極める冷静な視点を持つことが重要です。

4. モニター募集やキャンペーンの有無

高額な費用がネックとなり、肋骨リモデリングに一歩踏み出せないという方にとって、「モニター募集」や「キャンペーン」は、費用負担を軽減するための魅力的な選択肢となり得ます。しかし、その内容を正しく理解し、メリットとデメリットを把握した上で応募することが大切です。
  • モニター制度とは?
モニター制度とは、クリニックがウェブサイトやSNS、広告などに掲載するための症例写真や動画、体験談などを提供することを条件に、通常価格よりも割引された価格で施術を受けられる制度です。クリニック側には、新たな患者様へのアピール材料となる症例データを収集できるというメリットがあり、患者側には費用を抑えられるというメリットがあります。 割引率はクリニックや募集時期、公開範囲(顔を隠すか、全公開かなど)によって様々ですが、肋骨リモデリングのような高額施術の場合、数十万円単位の大幅な割引が適用されることも珍しくありません。
  • モニター応募の際の注意点
  • 公開範囲の確認:ご自身の写真が、どの媒体に、どの程度の範囲で(目線あり・なし、全身など)、どのくらいの期間掲載されるのかを、契約前に必ず詳細に確認しましょう。一度公開されると、完全に削除することは難しい場合があります。
  • 審査の存在:モニターには、多くの場合審査があります。施術の適応があるか、モニターとして適切な変化が見込めるか、といった医学的な観点からの審査です。誰もが必ずモニターになれるわけではありません。
  • 通院義務:写真撮影や経過観察のため、通常よりも多くの通院を求められる場合があります。遠方にお住まいの場合は、交通費なども考慮する必要があります。
キャンペーンについて
  • クリニックによっては、開院記念や特定の期間に限定して、通常価格よりも割引されたキャンペーン料金を設定することがあります。モニターのように写真提供などの条件がないため、プライバシーを確保しながら費用を抑えたい方にとっては良い機会です。
ただし、なぜキャンペーンで安いのかを考えることも重要です。新しい術式を導入した直後で実績を積みたい、あるいは閑散期に患者を呼び込みたい、といった背景があるかもしれません。 モニターやキャンペーンは、賢く利用すれば非常に有益ですが、割引価格という点だけに飛びつくのは危険です。あくまで、そのクリニックの医師の技術力や安全対策が信頼できる、ということが大前提です。信頼できるクリニックが、たまたまモニターを募集していたら検討する、というスタンスが理想的です。

5. 麻酔代や検査費用など、追加料金の確認

肋骨リモデリングの費用を検討する際、最も注意すべきトラブルの一つが、カウンセリング時の見積もりになかった「追加料金」が後から発生するケースです。最初に提示された施術費用が安く見えても、最終的な支払額が想定を大幅に超えてしまうことを避けるため、契約前に費用の全体像を正確に把握しておく必要があります。 特に、以下の項目が最初の見積もりに含まれているか、それとも別途請求されるのかを、必ず明確に確認しましょう。
  • 麻酔費用
肋骨リモデリングでは、安全性の観点から全身麻酔が選択されるのが一般的です。この全身麻酔の費用が見積もりに含まれているかは、最初に確認すべき最重要項目です。クリニックによっては、「施術料」とは別に「麻酔管理費」として計上される場合があります。
  • 術前検査費用
全身麻酔を行うためには、血液検査や感染症のチェック、心電図、胸部レントゲンなど、身体の状態を把握するための詳細な術前検査が必須です。これらの検査費用一式が、見積もりに含まれているかを確認してください。
  • サポーター・コルセット代
術後の回復と仕上がりを大きく左右する、専用の圧迫サポーターやコルセットの費用です。これがレンタルなのか、買取なのか、そして料金に含まれているのかも重要なポイントです。
  • 薬代
術後に処方される痛み止めや抗生物質などの内服薬、場合によっては塗布薬などの費用です。
  • 術後の処置・検診費用
抜糸が必要な場合の処置費用や、手術後の定期的な経過観察のための診察料です。「術後〇ヶ月までの検診は無料」といった規定があるかを確認しましょう。
  • キャンセル料・日程変更料
万が一、ご自身の都合で手術をキャンセルしたり、日程を変更したりする場合に発生する料金の規定も、事前に確認しておくと安心です。
  • 万が一の際の保証制度
考えたくはないことですが、手術の結果に問題が生じた場合や、合併症が起きた際の再手術や治療に関する費用は、保証制度としてどこまでカバーされるのか。保証の有無や内容は、クリニックの責任感を示す指標の一つにもなります。 良心的なクリニックであれば、カウンセリングの段階でこれらの費用について詳細に説明し、「これ以上はかかりません」という、すべての費用を含んだ明確な見積書を提示してくれます。少しでも不明瞭な点があれば、納得できるまで質問し、クリアにすることが後悔しないための鉄則です。

6. 肋骨リモデリングの費用対効果

150万円〜250万円という肋骨リモデリングの費用は、決して気軽に支払える金額ではありません。この高額な投資に見合うだけの価値、つまり(費用対効果)があるのかどうかは、誰もが真剣に考えるべき点です。 肋骨リモデリングの費用対効果を評価する上で、最も重要なキーワードは「半永久的な効果」と「唯一無二性」です。
  • 骨格レベルからのアプローチによる持続性
ダイエットやエステ、あるいは脂肪溶解注射や痩身マシンといった多くの痩身治療は、脂肪細胞の大きさを小さくしたり、代謝を促したりするものが主です。そのため、努力をやめたり、通院をやめたりすると、リバウンドして元の体型に戻ってしまう可能性があります。 一方、肋骨リモデリングは、体型の土台である「骨格」そのものにアプローチします。一度変形させ、固定した肋骨の形状は、基本的には生涯にわたって維持されます。これは、一度の投資で、半永久的に理想のウエストラインの土台を手に入れられることを意味します。ジムの会費やエステのコース料金を何年も払い続けることと比較した場合、長期的に見れば、決して高すぎるとは言えないかもしれません。
  • 他の施術では到達できない領域
ウエストのくびれを阻害する要因は、皮下脂肪、内臓脂肪、そして骨格の3つです。脂肪吸引は皮下脂肪にしかアプローチできず、ダイエットは内臓脂肪には有効ですが、骨格を変えることはできません。 肋骨が横に広がっている、いわゆる「寸胴骨格」の方が、どれだけ脂肪を減らしても、得られるくびれには限界があります。肋骨リモデリングは、この骨格という、これまで変えられないとされてきた領域に唯一アプローチできる施術です。脂肪吸引をしても満足できなかった方が、最後の砦としてこの施術に辿り着くケースも少なくありません。 もちろん、費用対効果の感じ方には個人差があります。しかし、「骨格のせいで、どんなに努力しても理想のくびれが手に入らない」という深いコンプレックスを長年抱えてきた方にとって、その悩みを根本から解消できる肋骨リモデリングは、人生を変えるほどの価値を持つ可能性があります。 その費用は、単なる施術の対価ではなく、長年のコンプレックスから解放され、自信に満ちた新しい自分を手に入れるための投資と捉えることができるでしょう。

7. 脂肪吸引など他の施術と組み合わせた場合の費用

肋骨リモデリングは、骨格にアプローチしてウエストのくびれを創り出す画期的な施術ですが、その効果を最大限に引き出し、より理想的で滑らかなボディラインを完成させるために、他の施術、特に脂肪吸引と組み合わせるケースが非常に多くあります。 肋骨を内側に締めることで、ウエストの上部のくびれは生まれますが、腰回りや下腹部に皮下脂肪が多くついていると、美しい砂時計のようなラインは完成しません。そこで、肋骨リモデリングと同時に、腰(ラブハンドル)やウエスト周りの脂肪吸引を行うことで、骨格と脂肪の両面からアプローチし、相乗効果によって劇的な変化を生み出すことができます。 組み合わせ施術の費用 肋骨リモデリングと脂肪吸引を同時に行う場合、その費用はそれぞれの施術費用を合算した金額が基本となります。
  • 肋骨リモデリング費用:前述の通り、150万円〜250万円程度が相場です。
  • 脂肪吸引費用:吸引する部位や範囲によって大きく異なりますが、腰やウエスト周りの場合、50万円〜100万円程度が一般的な相場です。
したがって、両方を組み合わせた場合の総額は、おおよそ200万円〜350万円程度になることが想定されます。 一見すると非常に高額に感じられますが、別々に手術を受ける場合と比較して、以下のようなメリットがあります。
  • 麻酔費用や検査費用の節約:手術を一度にまとめることで、全身麻酔や術前検査を一度で済ませることができます。これにより、別々に行うよりも費用を抑えられる可能性があります。
  • ダウンタイムが一度で済む:最も大きなメリットの一つが、辛いダウンタイムを一度にまとめて終えられることです。別々に手術をすれば、その都度仕事を休み、痛みや腫れに耐える期間が必要になりますが、同時に行うことで身体的・時間的な負担を大幅に軽減できます。
  • トータルバランスの取れたデザイン:一人の医師が、骨格と脂肪の両方を同時にデザインすることで、より一体感のある、滑らかで美しいボディラインを追求することが可能です。
クリニックによっては、こうした組み合わせ施術に対して、セット割引価格を設定している場合もあります。カウンセリングの際には、肋骨リモデリング単体の場合の費用と、脂肪吸引を組み合わせた場合の費用、それぞれの見積もりを提示してもらい、ご自身の予算と理想の仕上がりを照らし合わせて、慎重に検討することが重要です。

8. 医療ローンや分割払いの利用

肋骨リモデリングは、その効果の高さから非常に魅力的な施術ですが、費用が一括で支払うには大きな負担となることも事実です。そのような場合に、夢を諦めることなく施術を実現するための有効な手段となるのが、「医療ローン」や「分割払い」の活用です。 多くの美容クリニックでは、患者様の経済的負担を軽減するため、様々な支払い方法を用意しています。 医療ローンとは? 医療ローンは、用途が医療目的に限定されたローンのことで、信販会社が患者様に代わって、施術費用をクリニックに一括で支払い、患者様はその後、信販会社に対して分割で返済していく仕組みです。美容医療のような自由診療にも利用できます。
  • 医療ローンの特徴
  • 金利:一般的なカードローンやフリーローンと比較して、(金利が低めに設定されている)ことが多いです。
– 審査:申し込みには、信販会社による審査が必要です。安定した収入があることなどが条件となり、審査の結果によっては利用できない場合もあります。 – 手続き:手続きは、多くの場合クリニックの窓口で行うことができ、身分証明書や銀行印、収入を証明する書類などが必要になります。 分割払い・クレジットカード クリニックによっては、独自の分割払い制度を設けている場合や、クレジットカードによる分割払いに対応している場合があります。
  • クレジットカードの分割払い:ご自身が普段使っているクレジットカードの分割払い機能を利用する方法です。手続きが簡単である一方、金利は医療ローンよりも高くなる傾向にあります。
  • クリニック独自の分割払い:金利がかからない場合もあり魅力的ですが、対応しているクリニックは限られます。
利用する際の注意点 分割払いを利用する際には、月々の返済額だけでなく、金利手数料を含めた返済総額がいくらになるのかを必ず確認しましょう。支払い回数が多くなればなるほど、月々の負担は軽くなりますが、その分、金利手数料は増えていきます。 ご自身の収入やライフプランを考慮し、無理のない返済計画を立てることが非常に重要です。カウンセリングの際に、支払い方法について相談し、複数の支払いパターンでシミュレーションをしてもらうと良いでしょう。 医療ローンや分割払いは、高額な施術へのハードルを下げてくれる便利なシステムですが、借金であることには変わりありません。計画的に利用し、賢く理想のボディラインを手に入れましょう。

9. 費用だけで選んではいけない理由

肋骨リモデリングのような高度な外科手術において、クリニックを費用だけで選ぶことは、最も避けるべき危険な選択です。提示された価格が相場よりも著しく安い場合、その安さには必ず何らかの理由が隠されています。その背景を理解せず、安易に飛びついてしまうと、取り返しのつかない失敗や後悔に繋がる可能性があります。 なぜ、費用だけで選んではいけないのか。その理由は、安全性と仕上がりの質が、費用と密接に関わっているからです。
  • 医師の技術力・経験不足のリスク
費用が安い最大の理由として考えられるのが、経験の浅い医師が執刀を担当するケースです。肋骨リモデリングは、肋骨やその周辺の神経、血管など、人体の重要な組織に近接して操作を行う、非常にリスクの高い手術です。経験不足の医師が担当した場合、左右差が大きく出てしまう、効果がほとんど感じられない、あるいは神経損傷などの重大な合併症を引き起こす危険性が高まります。
  • 安全管理体制の不備
安全な手術を行うためには、衛生管理が徹底された手術室、緊急事態に対応できる医療機器、そして万全の麻酔管理体制が不可欠です。費用を切り詰めているクリニックでは、これらの安全管理のためのコストが十分にかけられていない可能性があります。
  • カウンセリングやアフターケアの質の低下
人件費を削減するため、カウンセリングの時間が極端に短かったり、マニュアル通りの説明しかされなかったりする場合があります。患者一人ひとりの骨格や希望に合わせた丁寧なデザインが行われず、画一的な手術をされる恐れがあります。また、術後の検診やトラブル対応が不十分で、不安なダウンタイムを過ごさなければならない可能性も考えられます。
  • 「見せかけの安さ」の可能性
最初に提示する料金を安く見せかけ、麻酔代や検査費用、サポーター代などを後から次々と追加請求し、最終的には相場と変わらない、あるいはそれ以上の金額になる悪質なケースも存在します。 肋骨リモデリングは、一度手術をしたら、気に入らないからといって簡単に元に戻せるものではありません。「安物買いの銭失い」ということわざがありますが、美容医療においては、失うものがお金だけでなく、ご自身の健康や身体であることを、決して忘れてはいけません。

10. 予算と安全性を両立させるクリニック選び

肋骨リモデリングを受けるにあたり、誰もが「できるだけ費用を抑えたい」と同時に「絶対に失敗したくない」と考えるはずです。この「予算」と「安全性・質」という二つの要素を両立させるためには、目先の価格に惑わされず、冷静かつ多角的な視点でクリニックを評価することが不可欠です。 以下に、後悔しないためのクリニック選びの具体的なポイントを挙げます。
  • 医師の実績と症例写真の確認
最も重要なのは、執刀する医師が肋骨リモデリングの経験豊富であるかです。クリニックのウェブサイトやSNSで、医師が手がけた症例写真を数多く確認)ましょう。その際、ご自身の体型や希望と近い症例があるか、仕上がりのデザインは自然で美しいか、といった美的センスの部分もチェックします。
  • カウンセリングの質
必ず複数のクリニックでカウンセリングを受け、比較検討してください。良いカウンセリングの条件は以下の通りです。 – 時間をかけて丁寧に話を聞いてくれる – メリットだけでなく、リスクやデメリット、副作用についても包み隠さず説明してくれる – あなたの骨格に合わせた、具体的なシミュレーションやデザインを提示してくれる – 費用について、内訳や追加料金の可能性を含めて、明確な見積もりを提示してくれる – 質問に対して、曖昧にごまかさず、誠実に答えてくれる
  • アフターケアと保証制度の確認
手術が終われば終わり、ではありません。術後の検診や、万が一トラブルが起きた際の対応、保証制度がどのようになっているかを、契約前に必ず書面で確認しましょう。手厚いフォロー体制は、クリニックの責任感の表れです。
  • 総額費用での比較
各クリニックから見積もりを取ったら、提示された総額に何が含まれているのかを精査し、同じ条件で比較します。一見安く見えても、必要な項目が含まれていなければ、最終的には高くなる可能性があります。 これらのポイントを総合的に評価し、「この医師になら、自分の体を任せられる」と心から信頼できるクリニックを見つけることが、結果的に最もコストパフォーマンスの高い選択となります。費用を抑えたい場合は、信頼できるクリニックがモニター募集を行っているタイミングを待つのも賢明な方法です。焦らず、じっくりと情報収集を行い、ご自身の予算と安全性を両立させる、最良の選択をしてください。
まとめ
肋骨リモデリングは、骨格レベルから理想のくびれを創り出す、非常に効果の高い施術ですが、その分、費用は150万円〜250万円と高額です。この費用には、高度な手術の手技料だけでなく、安全を確保するための麻酔や検査、術後のケアなど、様々な要素が含まれています。 費用を比較する際は、表面的な価格だけでなく、その内訳と、医師の技術力やアフターケアの質といった背景まで見極めることが重要です。費用だけでクリニックを選んでしまうと、取り返しのつかない失敗に繋がるリスクがあります。 医療ローンやモニター制度などを賢く活用しつつ、最も重視すべきは、あなたの体を安心して任せられる、信頼できる医師を見つけることです。複数のクリニックでカウンセリングを受け、丁寧な説明と誠実な対応、そして豊富な実績を確認し、ご自身が心から納得できる選択をしてください。 この記事が、あなたが費用への不安を解消し、安全かつ確実に理想のボディラインを手に入れるための一助となれば幸いです。

美容医療は 「自己肯定感を高めるための選択肢のひとつ」 という信念の もと、一人ひとりの美しさと真摯に向き合う診療スタイルを貫いています。現在は、アジアの美容外科医との技術交流や教育にも力を入れ、国際的なネットワークづくりにも取り組んでいます。

  • <所属学会>

  • 日本美容外科学会JSAS

  • 日本美容外科学会JSASPS

  • 日本形成外科学会

  • 乳房オンコプラスティック

  • <資格>

  • 日本外科学会専門医

  • コンデンスリッチファット療法認定医

  • Total Definer by Alfredo Hoyos 認定医

  • VASER Lipo 認定医

  • RIBXCAR 認定医

【監修医師】

Casa de GRACIA GINZA / GRACIA Clinic 理事長 美容外科医・医学博士 樋口 隆男 Takao Higuchi

18年間にわたり呼吸器外科医として臨床に携わり、 オーストラリアの肺移植チームでの勤務経験も持つ。外科医としての豊富な経験を土台に、10年前に美容外科へ転向。現在は東京・銀座と福岡に美容クリニックを展開し、これまでに10,000例以上の脂肪吸引、4,000例を超える豊胸手術を手がけている。特にベイザー脂肪吸引、ハイブリッド豊胸、脂肪注入豊尻、肋骨リモデリング(RIBXCAR)、タミータック、乳房吊り上げなどのボディデザインを得意とし、自然で美しいシルエットづくりに国内外から定評がある。

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