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COLUMN医師監修コラム

婦人科形成の痛みはどのくらい?麻酔と術後のケアを徹底解説

2026.01.14

婦人科形成(デリケートゾーンの施術)に興味はあるけれど、どうしても拭いきれないのが「痛み」への根源的な不安ではないでしょうか。「施術中は?」「終わった後はどれくらい痛いの?」「もし我慢できなかったら…」場所が場所なだけに、その恐怖心から最後の一歩を踏み出せない、という方は本当に多くいらっしゃいます。私自身、この分野の情報を長くリサーチしてきましたが、インターネット上の痛みに関する情報は玉石混交で、「全く痛くない」という楽観的なものから、「地獄を見た」という恐怖を煽るものまで様々あり、かえって不安を増幅させている側面もあると感じています。

しかし、婦人科形成の痛みは、決して「運任せ」ではありません。「どのような麻酔を選択するか」そして「術後にどのようなケアを徹底するか」によって、その感じ方(体験)は劇的に変わる、というのが、私が多くの医師の見解や経験者の声から得た結論です。漠然とした不安の正体は「知らないこと」から生まれます。正しい知識は、その不安を解消するための何よりの「お守り」になります。ここでは、麻酔の具体的な種類から、術後の痛みのリアルな経過、そしてご自身でできる痛みを和らげるための実践的なケアの方法まで、私がこれまで集めてきた知見を交えながら、徹底的に、そして正直に解説していきます。

1. 婦人科形成における麻酔の種類

まず、婦人科形成の施術を検討する上で、痛みをコントロールする「麻酔」について知ることは、漠然とした不安を具体的な「安心材料」に変えるための第一歩です。デリケートゾーンの施術と聞くと、全身麻酔のような大掛かりなものを想像するかもしれませんが、実際には施術の範囲や種類、そして患者さんの希望に応じて、様々な選択肢が用意されています。

クリニックが患者さんの身体的・精神的負担を最小限にするために、主にどのような麻酔を使い分けているのか。その全体像を把握することから始めましょう。
一般的に、婦人科形成で用いられる麻酔は、大きく分けて以下の3つが主流です。これらを単独で、あるいは組み合わせて使用します。

  • 局所麻酔:施術する部位(例えば、小陰唇)に直接注射し、その部分だけピンポイントで痛みを取り除く方法。意識ははっきりしています。
  • 静脈麻酔:点滴から麻酔薬を入れ、眠っているような(鎮静状態)、あるいはウトウトとリラックスした状態を作る方法。局所麻酔と併用されることがほとんどです。
  • 笑気麻酔:鼻から特殊なガス(笑気ガス)を吸い込み、リラックスさせ、痛みを感じにくくする方法。これも局所麻酔の補助として使われます。

「どの施術にどの麻酔」という厳密な決まりはなく、クリニックの方針や、施術の侵襲度(範囲や深さ)、そして何よりも患者さん本人が「どれだけ不安を感じているか」によって、これらの麻酔が柔軟に組み合わされます。

私があるクリニックに取材した際、「技術的には局所麻酔だけで十分可能な小陰唇縮小術でも、患者様が『意識があるのが怖い』『注射が何より苦手』とおっしゃれば、静脈麻酔の併用をためらう理由はありません。不安や緊張は痛みを増幅させます。その心の壁を取り除くことも、私たち医療者の大切な仕事ですから」と院長がお話しされていたのが非常に印象的でした。

カウンセリングで「自分は痛みに弱い」「極度に緊張しやすい」と正直に伝えることは、決して恥ずかしいことではなく、むしろ最適な麻酔プランを組む上で非常に重要な情報となるのです。

 

麻酔の種類 特徴 主なメリット 主なデメリット・注意点
局所麻酔 施術部位に直接注射する。意識ははっきりしている。 ・体への負担が最も少ない。
・術後すぐに帰宅できる。
・費用が比較的安価。
麻酔注射そのものに痛みがある。
・意識があるため、音や感覚が怖い場合がある。
・緊張が強いと血圧が上がることがある。
静脈麻酔(鎮静) 点滴で麻酔薬を投与。浅い眠り〜深い眠りまで調整可能。(多くは局所麻酔と併用) 目が覚めた時には施術が終わっている。
・不安や恐怖感を一切感じない。
局所麻酔の注射の痛みも感じない。
・術後、麻酔が覚めるまでリカバリー室で休む時間が必要(例:30分〜1時間)。
・当日の車や自転車の運転は不可。
・費用が追加でかかる。
笑気麻酔 鼻からガスを吸入。お酒に酔ったようなリラックス状態になる。(局所麻酔と併用) ・不安感や緊張感を和らげる効果が高い。
・体への負担が少ない。
・麻酔からの覚醒が非常に速い。
・鎮痛効果は局所麻酔や静脈麻酔に劣る。
・「不安止め」としての補助的な役割。
・単独では使われない。

関連記事:小陰唇縮小術のすべて|大きさ・黒ずみの悩みを解消し、快適な毎日へ

2. 局所麻酔、静脈麻酔、笑気麻酔

前のセクションで概要を掴んだ3つの麻酔について、もう少し深く掘り下げてみましょう。それぞれの麻酔が「どのような感覚」で、「どんな人」に向いているのかを知ることで、カウンセリングで医師に希望を伝えやすくなります。

1. 局所麻酔(きょくしょますい)
これは、歯医者さんで虫歯の治療をするときに使う麻酔と基本的には同じものです。婦人科形成(特に小陰唇縮小術や副皮切除術など、皮膚表面の施術)において、最もスタンダードな麻酔法と言えます。
メリットは、なんといっても体への負担の少なさです。意識がはっきりしているので、術後にふらつくこともなく、すぐにシャキッと帰宅できます。
一方で、最大のハードルは「麻酔注射そのものの痛み」です。デリケートゾーンは非常に感覚が鋭敏なため、この注射の「チクッ」とする痛みを強く感じる方もいます。もちろん、注射が終われば施術中の痛みはなくなります。

この注射の痛みを和らげるために、クリニック側も様々な工夫を凝らしています。私がリサーチした限りでは、

  • 表面麻酔クリームを事前に塗布し、皮膚の感覚を鈍らせておく。
  • 使用する注射針を、極めて細いもの(採血などで使う針よりずっと細い)にする。
  • 麻酔薬を人肌に温めておく(冷たい液体が入る時の刺激を減らす)。
  • 麻酔薬にpH調整剤を混ぜ、注入時の刺激(しみる感じ)を中和する。

といった努力が行われています。こうした「痛みへの配慮」をクリニックがどれだけ行っているかも、安心材料の一つになりますね。

【向いている人】:
・「施術中の意識はあっても平気」「音や感覚も気にしない」という方。
・体への負担や費用を最小限に抑えたい方。
・施術後、すぐにシャキッと帰宅したい方。

2. 静脈麻酔(じょうみゃくますい)
「手術の音や感覚が怖い」「注射がとにかく苦手」という方の、強力な味方となるのが静脈麻酔です。点滴から麻酔薬が入ると、数分(早いと数十秒)で意識が遠のき、「気づいたら全て終わっていた」という状態になります。
これは全身麻酔とは異なり、あくまで「深い鎮静状態」であり、自発呼吸は保たれているため、体への負担は比較的少ないとされています。しかし、安全に行うためには、麻酔中ずっと血圧や呼吸状態を監視する「生体モニター」の設置や、麻酔管理に習熟した医師・看護師の存在が不可欠です。
この麻酔の最大のメリットは、局所麻酔の注射の痛みも含め、手術に関する一切の不快な記憶が残らないことです。
デメリットとしては、術後に麻酔が完全に覚めるまで30分〜1時間程度、リカバリー室で休む必要があること、そして当日は車や自転車の運転ができないことです。また、当然ながらオプション費用がかかります。

【向いている人】:
「絶対に痛みを感じたくない」「怖いのは嫌」という方。
・局所麻酔の注射の痛み(チクッとする感覚)すら避けたい方。
・膣縮小術や、複数の施術(小陰唇+副皮+クリトリスなど)を同時に行う方。

3. 笑気麻酔(しょうきますい)
これは、亜酸化窒素というガスを鼻から吸い込む方法で、歯科治療で子供に使われることも多い、安全性の高い麻酔です。リラックス作用が非常に高いのが特徴で、「怖い」という緊張感をほぐし、フワフワと夢見心地のような、お酒に酔ったような感覚になります。
重要なのは、笑気麻酔は「痛み止め」というより「不安止め」としての側面が強いことです。これ単体で無痛にする力は弱いため、必ず局所麻酔と組み合わせて使われます。局所麻酔の注射を打つ「前」に笑気麻酔でリラックスしてもらい、注射の痛みを紛らわす、といった使われ方が一般的です。静脈麻酔で眠ってしまうのには抵抗がある、という方に適しています。

【向いている人】:
・痛いのは嫌だが、静脈麻酔で意識を失うのにも抵抗がある方。
・不安や緊張が強く、リラックスした状態で施術を受けたい方。
・局所麻酔の注射の痛みを、できるだけ和らげたい方。

3. 施術中の痛みについて

「手術が始まってから、途中で麻酔が切れたらどうしよう…」そんな映画のような不安を抱く方もいらっしゃるかもしれません。しかし、結論から言えば、適切に麻酔が効いていれば、施術中に痛みを感じることはありません

局所麻酔(+笑気麻酔)の場合
施術が始まる前に、医師は必ず「麻酔が効いているか」のテストを行います。例えば、ピンセットなどで軽くつねったりして、「これは痛いですか?」「これは触っている感覚だけですか?」と患者さんに確認します。このテストで「触っている感覚」だけになっていれば、麻酔がしっかり効いている証拠です。

そこから痛みを感じるメスや電気メスを使った処置に進みます。
ただし、意識ははっきりしています。そのため、「痛み」はありませんが、以下のような「感覚」は残ることがあります。

 

  • 皮膚が引っ張られる感覚(圧覚)
  • 医師や看護師が器具を渡す音や、会話
  • 電気メスなど、機材が発する「ジー」といった作動音
  • (電気メスを使用した場合)組織が焼ける匂い(タンパク質の焦げる匂い)

私がある経験者の方に聞いた話では、「痛みは本当にゼロだったけれど、何かが切られている音や、組織が焼ける匂いがリアルで、それが少し怖かった」と仰っていました。こうした「痛み以外の感覚」が残り得ることは、事前に知っておくと心の準備ができます。もしそれが耐えられそうにないなら、最初から静脈麻酔を検討するのが良いでしょう。

静脈麻酔の場合
この場合は、心配は一切不要です。あなたは夢を見ているか、深く眠っている間に、すべての処置(局所麻酔の注射も含めて)が完了します。麻酔の注射の痛みも、施術中の音も感覚も匂いも、何も記憶に残りません。看護師さんに優しく起こされ、目が覚めた時には、リカバリー室のベッドの上で、「あれ?もう終わったんですか?」という状態になります。

万が一、手術時間が長引き、局所麻酔の効果が弱まってきたとしても、医師は常に追加の麻酔を準備しています。「少しチクチクしてきたかも」と感じたら(意識がある場合)、我慢せずにすぐに伝えることができますし、医師も患者さんの表情や反応(静脈麻酔下でも、痛み刺激があれば無意識に体が動いたり、血圧が上がったりします)を見ながら、必要に応じて麻酔を追加し、慎重に進めています。施術中に痛みで苦しむということは、まず考えられません。

4. 術後の痛みのピークと期間

さて、施術中の痛みの不安が解消されたところで、次なる本題は「術後の痛み」です。婦人科形成の痛みは、むしろこちらの方が本番とも言えます。施術が終わり、麻酔が切れた後、どのような痛みが、どれくらいの期間続くのでしょうか。

これは、行った施術の種類と範囲によって、大きく異なります。一般的に、切開・縫合の範囲が広ければ広いほど、また、体の「内側」を触る施術ほど、痛みは強く、長く続く傾向にあります。

施術別の痛みの傾向

1. 小陰唇縮小術・副皮切除術(皮膚の切除がメイン)
最も多く行われる施術ですが、術後の痛みは比較的マイルドな傾向にあります。

  • 痛みの種類:ヒリヒリする」「ジンジンする」といった、擦り傷のような痛み。あるいは「下着に傷口が擦れる」ような痛みです。そして、多くの経験者が挙げるのが、排尿時に尿が傷口にしみる「しみる痛み」です。
  • ピーク: 術後、麻酔が切れてくる当日〜翌日(24〜48時間)がピークです。
  • 期間: 強いヒリヒリ感は2〜3日で落ち着き、1週間もすれば、日常生活での痛み(歩行時や座位での違和感)もかなり軽減されます。「しみる痛み」も、傷が上皮化(薄い皮膚で覆われる)してくる1週間程度で徐々になくなります。

2. 膣縮小術(膣の内部を縫い縮める)
これは、小陰唇縮小術に比べると、痛みがやや強く、長く続く傾向があります。皮膚表面の「ヒリヒリ」とした痛みとは質が異なります。

  • 痛みの種類:ズーンとした鈍痛」「内側から圧迫されるような痛み」「生理痛の重いバージョンのような痛み」と表現されることが多いです。
  • ピーク: 術後2〜3日目がピークになることが多いです。(当日は局所麻酔が残っているため)
  • 期間: 強い鈍痛は1週間程度続く場合があります。1ヶ月程度は、重いものを持ったり、性交渉を行ったりすることはできません。日常生活での違和感(座った時の圧迫感や、便意を感じるような感覚)も、2週間〜1ヶ月程度続くことがあります。

3. 複数の施術を同時に行った場合(例:小陰唇+副皮+膣縮小)
当然ながら、切除・縫合する範囲が広くなれば、それだけ術後の痛みも強くなる傾向があります。表面のヒリヒリ感と、内側の鈍痛が同時に来るため、術後数日間はしっかりと安静にする必要があります。

私が多くのクリニックの術後経過説明で共通して見たのは、「痛みのピークは術後2〜3日(最大72時間)」という記述です。この「最初の72時間」をどう乗り切るかが、術後の快適さを左右する最大のポイントと言えます。この期間は、無理な予定を絶対に入れず、処方された薬をしっかり飲み、安静にすることが何よりも重要です。

 

施術の種類 主な痛みの種類 痛みのピーク(目安) 強い痛みが続く期間(目安)
小陰唇縮小術
(副皮切除など)
・ヒリヒリ、ジンジンする痛み(擦過傷様)
・排尿時のしみる痛み
・下着との摩擦痛
術後当日 〜 2日目 2〜3日程度
(しみる痛みは1週間程度)
膣縮小術
(膣壁形成など)
・ズーンとした鈍痛
・生理痛のような重い痛み
・内側からの圧迫感、違和感
術後2 〜 3日目 5日 〜 1週間程度
(違和感は数週間続くことあり)
クリトリス包茎 ・小陰唇縮小術に準じる
・ヒリヒリする痛み
・露出による刺激痛(一時的)
術後当日 〜 2日目 2〜3日程度

関連記事はこちら:デリケートゾーンの悩み「婦人科形成」とは?施術の種類・費用・効果を解説

5. 処方される痛み止めの効果

術後の痛みを乗り切るための「最強の武器」は、クリニックから処方される痛み止め(鎮痛薬)です。「もし我慢できないほどの痛みだったらどうしよう」と不安に思うかもしれませんが、現代の医療において、この痛み止めは非常に強力かつ安全に設計されています。

適切に使えば、痛みを「ゼロ」にすることはできなくても、「我慢できるレベル」にコントロールすることは十分に可能です。

どのような薬が処方されるのか?
一般的に処方されるのは、「NSAIDs(エヌセイズ:非ステロイド性抗炎症薬)」と呼ばれるタイプの飲み薬です。これは、痛みや炎症の原因となる物質(プロスタグランジン)が作られるのを抑える働きがあります。皆さんが薬局で買うことができる「ロキソニンS」や「イブ」なども、この仲間です。
クリニックでは、医療用の以下の薬剤が処方されることが多いです。

  • ロキソプロフェン(商品名:ロキソニンなど):鎮痛効果が速く、標準的な痛み止めとして最もよく使われます。胃への負担も比較的少ないとされています。
  • ボルタレン(ジクロフェナク):ロキソニンよりも鎮痛効果が強い(あるいは同等)とされ、痛みが強く出そうな場合(膣縮小など)に処方されることがあります。内服薬のほか、坐薬(座薬)として処方されることもあります。
  • セレコックス(セレコキシブ):胃への負担が(他のNSAIDsと比べて)少ないとされるタイプの痛み止めです。胃が弱い方に選ばれることがあります。

これらに加えて、胃薬(胃粘膜を保護するため)や、感染予防のための抗生剤(化膿すると激しく痛むため、感染予防は痛み予防にもなります)がセットで処方されるのが一般的です。

痛み止めの「正しい」飲み方(最重要)

術後の痛みを上手にコントロールする最大のコツは、「痛くなってから飲む」のではなく、「痛みが強くなる前に飲む」ことです。これを「予防投与」と言います。
麻酔が切れて「あ、痛いかも」と感じ始めてから薬を飲んでも、薬が吸収されて効果が出るまでに30分〜1時間かかります。その間、痛みのピークを我慢しなくてはならず、非常に辛い思いをします。
処方された痛み止めは、「1日3回、毎食後」と指示されることが多いですが、術後のピーク時(特に2〜3日目)は、「時間を決めて、痛みが強くなくても飲む」ことを、私は強くお勧めします。例えば、「朝8時、昼2時、夜8時」といった具合に6〜8時間おきに飲むことで、血中の薬物濃度を一定に保ち、痛みが「頭をもたげる」隙を与えないようにするのです。(もちろん、用法・用量は医師の指示に必ず従ってください)
痛みを一度でも強く感じてしまうと、体は緊張し、血流も悪くなり、かえって治癒を遅らせることにもなりかねません。痛み止めは「我慢」せずに、賢く、先回りして使う。これが鉄則です。

6. 座るときや歩行時の痛み

術後、日常生活に戻った時に直面するのが、特定の動作に伴う痛みです。特に婦人科形成では、「座る」「歩く」「排尿する」といった基本的な動作で、傷口に物理的な影響が出やすくなります。この「生活上の痛み」をどう乗り切るか、具体的な対策を知っておきましょう。

座るときの痛み
特に小陰唇縮小術や膣縮小術の場合、座った時に傷口が圧迫されたり、縫合した糸が引っ張られたりすることで痛みを感じます。「椅子に座るのが辛い」「圧力がかかるとズキッとする」という声は非常に多いです。
この対策として、「ドーナツクッション(円座)」を思い浮かべる方が多いかもしれません。しかし、これには注意が必要です。

私がリサーチした複数のクリニックの見解では、ドーナツクッションは「推奨しない」という意見が主流でした。なぜなら、お尻の中心(会陰部)が空洞になることで、そこに体重がかからず楽に感じる一方、その周囲(お尻の外側)に逆に強い圧力がかかり、デリケートゾーン全体の血流がかえって悪化したり、傷口が不自然に引っ張られたり(牽引)するリスクがあるためです。

多くの医師が推奨していたのは、むしろ「柔らかいクッションや座布団に、浅く腰掛ける」または「左右どちらかのお尻に体重をかけるように、斜めに座る」といった方法です。痛みが強い間は、硬い椅子に深く腰掛けるのは避けましょう。飛行機や新幹線などで長時間移動する予定がある場合は、術後2週間は空けるなど、スケジュール調整も重要です。

歩行時の痛み
歩くこと自体は、血流を促すために(安静期間を過ぎたら)推奨されます。しかし、特に術後1週間程度は、歩行時に太もも(内股)と傷口が擦れて、ヒリヒリとした摩擦痛を感じることがあります。
この対策としては、以下のようなものが挙げられます。

  • 下着を工夫する: 傷口に直接触れないよう、ガーゼを当てる(ただし蒸れに注意)。あるいは、縫い目や食い込みの少ないシームレスなショーツや、ゆったりとしたボクサータイプのショーツを選ぶ。
  • 服装を工夫する: 摩擦を避けるため、スキニーパンツのようなタイトなズボンは厳禁です。ゆったりとしたスカートやワイドパンツが最適です。
  • 歩き方: 痛みが強い間は、無理に大股で歩かず、安静にする。

排尿時の痛み
小陰唇縮小術などで、最も多くの経験者が「辛かった」と挙げるのが、排尿時の「しみる痛み」です。これは、傷口に尿(酸性)が触れることで起こる、避けがたい痛みです。
対策としては、

  • 水をかけながら排尿する: 清潔なペットボトルやシャワーボトルにぬるま湯を入れ、排尿と同時に患部にかけることで、尿を即座に洗い流し、薄めることができます。
  • ウォシュレットの使用: 医師の許可があれば、ウォシュレットの「最弱」の水流で優しく洗い流すのも有効です。
  • 拭き方: トイレットペーパーでゴシゴシ擦ることは絶対にせず、優しく押さえるようにして水分を拭き取ります。

これらの痛みも、傷口が治癒していく(=抜糸が近づく)につれて、急速に改善していきます。

参考ページ:婦人科形成のダウンタイム完全ガイド|痛み・腫れと術後の過ごし方

7. 痛みを和らげるための工夫

処方された痛み止めを正しく飲むこと。これが術後の痛みをコントロールする「王道」であることは間違いありません。しかし、それ以外にも、ご自身でできる「工夫」によって、不快感を和らげ、回復を早めることができます。

1. アイシング(冷やす)
術後のピーク時(特に2〜3日)、患部が熱を持ってジンジンと痛む場合、アイシング(冷やす)は非常に有効です。炎症を抑え、血管を収縮させることで腫れを引き、痛みを麻痺させる効果があります。
【正しいアイシングの方法】:

  • 清潔なガーゼや薄いタオルで包んだ保冷剤(ケーキ屋さんでもらう小さなもので十分)を、下着の上から当てる。
  • 絶対に、直接、長時間当て続けないこと。(凍傷や血流障害の原因になり、かえって治癒が遅れます)
  • 1回10分〜15分程度」冷やしたら、最低でも1時間は間隔をあけて、組織の血流を回復させる。これを1日に数回繰り返します。

冷やしすぎは、かえって血流を悪くし、傷の治りを遅らせる原因にもなります。あくまで「熱感や腫れがひどい時に、一時的にクールダウンさせる」「ジンジンする痛みを麻痺させる」という目的で行うのが良いでしょう。判断に迷ったら、必ずクリニックに「冷やしても良いか」と確認してください。

2. 安静(特に術後3日間)
「早く治したい」一心で、術後すぐに動き回ろうとする方がいますが、これは逆効果です。「痛みのピーク」である術後3日間は、できるだけ安静にしていることが、結果的に治癒を早めます。
歩き回ったり、仕事をしたりして血流が良くなりすぎると、腫れや痛みが強くなります。この時期は、家事なども最低限にし、ソファやベッドでクッションを背に、ゆったりと過ごす時間を確保してください。

3. 清潔に保つ(感染予防)
婦人科形成の術後ケアで、痛みと同じくらい重要なのが「清潔」です。デリケートゾーンは、構造上、どうしても雑菌が繁殖しやすい場所。もし傷口が感染(化膿)してしまったら、痛みは劇的に強くなり、治癒も遅れ、傷跡も汚くなります。

  • シャワー(入浴は禁止)は、医師の指示通り、翌日または翌々日から開始し、泡立てた石鹸(低刺激性)で優しく洗い、シャワーでよく流します。
  • ゴシゴシ洗うのは厳禁です。泡を乗せて流す程度で十分です。
  • 排尿・排便後は、ウォシュレットや洗浄ボトルで洗い流し、清潔なタオルで優しく押さえるように拭き取ります。

感染を予防することが、結果的に痛みを長引かせない最良の策となります。

4. 下着や服装の工夫
前回の記事でも触れましたが、物理的な「摩擦」と「圧迫」を避ける工夫は、痛みの軽減に直結します。

  • 下着: 術後1〜2週間は、傷口に優しい綿素材で、締め付けのない(シームレスやボクサータイプ、あるいは一回り大きい)ショーツを選びます。Tバックやレースの硬いものは厳禁です。
  • 服装: スキニーパンツやジーンズは避け、通気性の良いスカートやワンピース、ワイドパンツを着用しましょう。在宅時は、ゆったりしたパジャマや部屋着が一番です。

 

セルフケアの工夫 具体的な方法 目的・効果
アイシング(冷却) 保冷剤をガーゼで包み、下着の上から1回10-15分当てる(術後2〜3日目まで)。 炎症を鎮め、腫れとジンジンする痛みを軽減する。
安静の保持 術後3日間は、家事や仕事を休み、できるだけ横になる。 血流を安定させ、腫れや内出血の悪化を防ぎ、痛みのピークを抑える。
清潔の保持 指示通りのシャワー洗浄、排尿・排便後の洗浄(ウォシュレットなど)。 感染予防(感染は激しい痛みの原因になるため、最重要)。
服装の選択 ゆったりしたスカート、ワイドパンツ。締め付けない下着(ボクサータイプなど)。 傷口への物理的な摩擦や圧迫を避け、痛みを誘発しない。

参考:婦人科形成の費用はいくら?小陰唇縮小・膣縮小の料金相場を解説

8. 個人差と痛みの感じ方

ここまで、婦人科形成の痛みに関する「一般的な傾向」と「対策」について詳しく解説してきました。しかし、大前提として忘れてはならないのが、「痛みの感じ方には、非常に大きな個人差がある」という、動かしがたい事実です。

「Aさんが『全く痛くなかった』と言っていたから」と鵜呑みにするのも、「Bさんが『死ぬほど痛かった』と言っていたから」と過度に恐れるのも、どちらも正しくありません。なぜなら、痛みは以下の様々な要因によって、人それぞれ全く異なる「主観的な体験」になるからです。

1. 痛みの閾値(いきち)の違い(体質)
「痛み」を感じるセンサーの感度(閾値)は、人によって生まれつき異なります。注射が平気な人もいれば、見ただけで気分が悪くなる人もいるのと同じです。ご自身が「普段から痛みを感じやすい」タイプか、「比較的我慢強い」タイプかを、客観的に自己分析しておくことは、麻酔選択の上で有益です。

2. 施術内容と範囲の違い(手術)
以前にも触れましたが、これが最も大きな要因の一つです。「婦人科形成」とひとくくりに言っても、

  • 小陰唇の先端を数ミリ整えるだけの施術
  • 小陰唇全体を大きく切除し、副皮も取り、クリトリス包茎手術も行い、さらに膣も縮める施術

では、術後の痛みが同じであるはずがありません。他人の体験談が、必ずしも自分の受ける施術に当てはまるとは限らないのです。

3. 心理的要因(不安の強さ)
これは非常に重要です。「不安」や「恐怖」は、痛みを増幅させます。
「痛かったらどうしよう」と強く思い詰めれば、脳は痛みに対して過敏になり、通常なら「違和感」程度で済む刺激でさえ、「激しい痛み」として認識してしまうことがあります。これは「気のせい」ではなく、不安が痛みを伝える神経回路を活性化させる、という医学的な事実です。

逆に、事前に十分な説明を受け、麻酔や痛み止めについて納得して施術に臨んだ人は、術後の痛みも「想定内」「これくらいなら大丈夫」と冷静に受け止めることができ、回復も早い傾向にあると、多くの医師が指摘しています。

4. その日の体調
寝不足であったり、仕事で極度の疲労が溜まっていたり、あるいは生理前後でホルモンバランスが乱れていたりすると、普段よりも痛みを感じやすくなることがあります。手術日は、できるだけ万全の体調で臨むことも、痛みを最小限にする工夫の一つです。

つまり、「痛み」は単なる物理的な刺激ではなく、その人の体質、経験、心理状態が複雑に絡み合って脳が判断する「感覚」なのです。だからこそ、「自分は不安を感じやすいから、静脈麻酔を選ぼう」「痛みに弱い自覚があるから、ピーク時は絶対に安静にしよう」と、自分の特性を理解した上で対策を立てることが、何よりも重要になります。

9. 婦人科形成の経験者のリアルな声

医学的な解説だけでなく、やはり気になるのは「実際に施術を受けた人の生の声」ですよね。私自身、このテーマについてリサーチする中で、SNSや口コミサイト、個人のブログなどで、本当に多くの「リアルな声」に触れてきました。

そこから見えてきたのは、「個人差」の大きさ、そして「術前(麻酔)」と「術後(経過)」で、感想が大きく分かれるという事実です。ここでは、特に多く見られた声を分類してご紹介します。

ポジティブな声(「想像より痛くなかった」派)

  • 「静脈麻酔だったので、本当に気づいたら終わってました。『え、もう終わり?』という感じで拍子抜け。不安が強かったので、追加料金を払ってでも静脈麻酔にして本当に良かったです。」(20代・小陰唇縮小)
  • 「局所麻酔の注射はチクッとしたし、麻酔液が入ってくる感じが変だったけど、我慢できるレベル。術中は全くの無痛。術後は処方されたロキソニンを飲めば、普通にデスクワーク(在宅)できました。」(30代・副皮切除)
  • 「術後3日間は確かに痛かった。特に座る時とトイレ。でも、処方された痛み止めを6時間おきにアラームかけて飲んだら、耐えられないほどではなかった。1週間後の抜糸の頃には、もう痛みはほぼゼロ。」(40代・小陰唇+クリトリス包茎)
  • 「排尿時がしみるのが一番辛かったけど、これも5日目くらいまで。先輩のブログで見た通り、ペットボトルで水をかけながらやったら、かなりマシでした。」(30代・小陰唇縮小)

ネガティブな声(「痛みが辛かった」派)

  • 「麻酔が切れた直後から、ズキズキとした鈍痛がひどく、クリニックで休ませてもらった。痛み止めが効くまでの1時間が地獄だった。」(30代・膣縮小)
  • 「座るのが本当に辛い。ドーナツクッションを使ったら、逆に傷口が引っ張られて痛い気がした。結局、柔らかいクッションに浅く座るしかなかった。」(40代・膣縮小)
  • 「術後、うっかり保冷剤を直接当てすぎてしまい、凍傷のようになって余計に痛くなった(自業自得…)。冷やしすぎもダメだと学んだ。」(20代・小陰唇縮小)
  • 「痛みそのものよりも、術後の『腫れ』のグロテスクさに精神的に参った。写真では見ていたけど、自分の身に起こると…。本当に治るのか不安で仕方なかった。」(30代・複数施術)

これらの声を分析して見えてくる傾向は、

  1. 施術中の痛み(麻酔)に関しては、静脈麻酔を選んだ人の満足度は極めて高く、局所麻酔でも「耐えられる」という声が多数派。不安が強い人は、静脈麻酔の選択が「心の保険」として非常に有効であること。
  2. 術後の痛みは、やはり「膣縮小」のように内部を触る施術の方が、痛みや違和感が長引きやすい。「小陰唇のみ」の場合は、ヒリヒリ感としみる痛みがメインであること。
  3. 痛みそのものよりも、「排尿時」「座位」といった特定の動作や、「腫れや見た目への不安」が、術後のQOL(生活の質)を大きく左右すること。
  4. 痛み止めを「予防的に飲む」ことや、「安静にする」、そして「正しいケア(冷やしすぎない、擦らない)」ことの重要性を、痛かった人ほど強調していること。

ということです。これらの「先輩」たちの声は、あなたの術後のシミュレーションに大いに役立つはずです。

10. 痛みの不安をカウンセリングで解消する

ここまで、婦人科形成の痛みに関するあらゆる情報を、良い面も悪い面も含めて解説してきました。これらの知識をインプットした上で、最後にあなたがすべき、最も重要な行動。それは、「専門家(医師)に、自分の不安を直接ぶつける」ことです。

そう、カウンセリングです。

カウンセリングは、手術を契約する場である前に、「あなたの不安を解消し、その医師が信頼に足るかを見極める場」です。
不安は痛みを増幅させます。あなたの不安を、医学的根拠に基づいて、誠実に、一つひとつ丁寧に解消してくれる医師こそが、あなたの「痛み」を最小限にしてくれる医師と言えます。

私がもし、今、婦人科形成のカウンセリングを受けるとしたら、これまでに得た知識をもとに、以下のような「痛みに関する質問リスト」をメモして持っていきます。そして、これらの質問に、面倒くさがらずに、具体的に答えてくれる医師かどうかを厳しくチェックします。

【カウンセリングで「痛み」について確認すべき質問リスト】

  1. 麻酔について
    • 私の希望する施術(例:小陰唇縮小)の場合、先生が推奨する麻酔は何ですか? その理由も教えてください。
    • 私は痛みに弱く、不安も強いです(あるいは、注射が本当に苦手です)。その場合、静脈麻酔をお願いすることは可能ですか?
    • 局所麻酔の場合、注射の痛みを和らげるための工夫(表面麻酔クリームや細い針の使用など)はされていますか?
    • 静脈麻酔は、麻酔科の先生が管理してくれるのでしょうか? それとも執刀医の先生が行うのでしょうか?
  2. 術後の痛みについて
    • 術後の痛みのピークは、いつ頃になりそうでしょうか?
    • 処方していただける痛み止めは、どのような種類ですか?(例:ロキソニンですか? ボルタレンですか?)
    • 痛み止めは、何日分処方されますか? もし足りなくなった場合、追加で処方してもらうことは可能ですか?
    • (最重要)万が一、処方された痛み止めを飲んでも我慢できないほどの痛みが夜間に出た場合、どうすればよいですか?(緊急連絡先や、坐薬などの追加処方の可否など)
    • 痛み止めを飲むタイミングは、どのようにするのが一番効果的ですか?(「痛くなる前に飲む」方法を推奨していますか?)
  3. 生活上の注意について
    • 排尿時にしみる痛みの、具体的な対策(洗い流し方など)を教えてください。
    • 座る時の工夫として、ドーナツクッションは使っていいですか?(推奨される座り方を教えてください)
    • 術後のアイシング(冷却)は、どの程度の頻度と時間で行うのがベストですか?

これらの質問に、真摯に答えてくれる医師であれば、あなたの不安は「漠然とした恐怖」から、「対処可能な課題」へと変わっていくはずです。その「納得感」と「安心感」こそが、痛みを乗り越えるための何よりの力となります。

 

痛みへの正しい理解と準備が、不安を安心に変える

婦人科形成の痛みは、決して無視できるものではありませんが、過度に恐れる必要もありません。なぜなら、現代の医療には、その痛みをコントロールするための「麻酔」という強力な盾と、「鎮痛薬・ケア方法」という強力な武器が揃っているからです。

施術中の痛みは、静脈麻酔を選択すれば「ゼロ」にすることが可能です。術後の痛みも、ピークは「術後2〜3日」と予測がついており、強力な痛み止めと正しいセルフケア(安静・冷却・清潔)で、十分に「管理できる」レベルに抑えることができます。

最も重要なのは、あなた自身が「痛みが怖い」という漠然とした不安のままでいることではなく、正しい知識を身につけ、ご自身の不安(「私は痛みに弱い」など)を医師に正直に伝えることです。その上で、どの麻酔を選択し、どのように術後を過ごすか、医師と「作戦」を練ることが重要です。

この記事を読んで、あなたの不安が少しでも解消されたなら、次のステップとして、ぜひ「カウンセリング」の場を活用してください。

  1. まずは、ご自身の「痛みへの不安」を率直に医師に伝えてみてください。その不安を真摯に受け止め、具体的な対策を提案してくれる医師かどうかを見極めましょう。
  2. そして、痛み止めを「予防的に飲む」計画や、術後3日間の「安静スケジュール」など、具体的な準備を整えることが、安心して施術に臨むための鍵となります。

痛みへの正しい理解と準備こそが、あなたの「不安」を「安心」に変え、前向きな一歩を後押ししてくれるはずです。

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美容医療は 「自己肯定感を高めるための選択肢のひとつ」 という信念の もと、一人ひとりの美しさと真摯に向き合う診療スタイルを貫いています。現在は、アジアの美容外科医との技術交流や教育にも力を入れ、国際的なネットワークづくりにも取り組んでいます。

  • <所属学会>

  • 日本美容外科学会JSAS

  • 日本美容外科学会JSASPS

  • 日本形成外科学会

  • 乳房オンコプラスティック

  • <資格>

  • 日本外科学会専門医

  • コンデンスリッチファット療法認定医

  • Total Definer by Alfredo Hoyos 認定医

  • VASER Lipo 認定医

  • RIBXCAR 認定医

【監修医師】

Casa de GRACIA GINZA / GRACIA Clinic 理事長 美容外科医・医学博士 樋口 隆男 Takao Higuchi

18年間にわたり呼吸器外科医として臨床に携わり、 オーストラリアの肺移植チームでの勤務経験も持つ。外科医としての豊富な経験を土台に、10年前に美容外科へ転向。現在は東京・銀座と福岡に美容クリニックを展開し、これまでに10,000例以上の脂肪吸引、4,000例を超える豊胸手術を手がけている。特にベイザー脂肪吸引、ハイブリッド豊胸、脂肪注入豊尻、肋骨リモデリング(RIBXCAR)、タミータック、乳房吊り上げなどのボディデザインを得意とし、自然で美しいシルエットづくりに国内外から定評がある。

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